2007年08月20日

◆大学の先生との意見交換

もはや8月も後半に突入してしまいました。暑さもまだまだこれからか・・icon08
先週、特にインキュベーションや地域クラスターなどを研究しておられる大学の先生にお会いしいろいろ意見交換をさせていただきました。

インキュベーションとは、「「孵化器〔ふかき〕」の意味から,起業支援を行う機関を指す意味に転じた「インキュベーター」は,「起業支援機関」などと言い換えることができる。
具体的には新規に事業を起こす起業家や創業間もない起業に低廉オフィスを提供し起業・成長を支援する施策のこと。

その先生は全国各地のインキュベーション施設及び入居企業を訪問し、調査研究するなど積極的に活動されている方です。

非常に当財団のインキュベーション施設とKOBEドリームキャッチプロジェクトの支援の仕組みに対して関心を持っていただいています。
当財団にも3タイプのインキュベーション施設があり、
①創業準備オフィス(利用料月6,000円、期間1年間、全13ブース、3㎡)
    ↓
②スモールオフィス(利用料月18,000円、期間1年間、全12室、約10㎡)
    ↓
③企業育成室(賃料1,000円/㎡、期間原則3年間、10室、39~89㎡、ほか共益費等)

どの施設も17年度からKOBEドリームキャッチプロジェクトの認定が必要となってきます。

従来は「インキュベーション施設入居審査会」とで入居企業の選定を行ってきました。
これがドリームキャッチの「神戸ビジネスプラン評価委員会」に移行することにより、各種の課題が見られるようになりました。
「インキュベーション施設入居審査会」は入居企業を支援するために、どのような企業がインキュベート支援が必要なのかなどビジネスプランを評価にプラスして施設入居に重点を置いて選定することができるが後者の神戸ビジネスプラン評価委員会は、純粋にビジネスプランを評価し、認定し、認定後の支援のひとつにインキュベーション施設入居が位置づけているのです。
認定企業にとってインキュベーション施設が起業家支援施設ではなく、低廉なレンタルオフィスとして見えてしまい、例えば神戸に営業所を設立するために利用するなどの可能性もでてきます。
そのため、認定されインキュベーション施設利用企業の対象企業に改めて入居説明会を開催し、その趣旨と利用の目的等を確認し、入居優先企業を決定するという方式を導入しました。
今考えるとあたりまえなんですけどねface07

もっと当財団が他の公的支援機関と連携し地域のネットワーク化にも力をいれなければいけないとご意見もいただきました。もちろんそのネットワークは大事です。
しかし足元がしっかりしないとね。

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Posted by にっしゃん at 11:04│Comments(1)◇支援の現場
この記事へのコメント
ネットワークの力はすごいものがありますよ。
私は、ネットワークが人・物・金・情報を創造すると思っています。
また、ニュービジネスを創造するのはネットワークの力であると
確信しています。
日射んはネットワークのハブになってください。
Posted by 抹茶ん at 2007年08月21日 17:47
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